用語表(E~P)

空管制の交信でよく使われる用語を、A~Zの順でまとめたものです。

発音はカタカナで表現したときの聞こえ方です。実際の発音と異なる場合があります。

 

用語 読み(発音) 意味 使い方
Entering エンタリング ~に到達する (例)「Entering "ADDUM"」
 ("ADDUM"ポイントに到達します)
Estimate エスティ
メイト
次の・
予定される
(例)「Estimate "STONE" at 10:30」
 ("STONE"ポイントを10:30通過
  予定)
Expect エクスペクト 予定 (例)「Expect ILS Approach」
 (ILSアプローチを予定してください)
Flight Level フライト
レベル
高度 18000フィート以上の高度を示します
(例)36000フィート・・・「FL360」
「FL」に上位3桁の数値を付けて表現
します
Fly フライ 飛行・旋回 (例)「Fly Runway Heading」
 (滑走路方位で飛行してください)
Go ahead ゴー・
アヘッド
どうぞ  
Go around ゴー・アラ
ウンド
着陸復行
(着陸やり直し)
 
Heading ヘディング 機首方位 (例)「Fly Heading 270」
 (機首方位 270度へ旋回してくだ
 さい)
Hold ホールド 待機 (例)「Hold on "T1" taxi way」
  ("T1"誘導路で待機してください)

以下のようなフレーズでもよく
使われます¥
「Hold short of runway」
(滑走路手前で待機してください)
Insight インサイト 視認 (例)「Runway insight」
 (滑走路を視認しました)
Inbound インバウンド 通過しました  
Increase インクリーズ 増加 (例)「Increase speed 300 knot」
 (300ノットまで増速してください)
Leaving リービング 通過・離脱 (例)「Leaving FL330」
 (FL330フィートから離脱しました)
Line-up
and wait
ラインナップ
アンド
ウェイト
離陸位置で
待機
次に離陸する航空機に対する指示です
滑走路に入り、離陸体制を整えて待機
する指示です
Looking
out
ルッキン
ナウト
探索中 管制官から、近くに航空機がいる
旨の情報をもらった際、その航空機を
探している時に使われるフレーズです
Maintain メインテイン 維持 (例)「Climb and Maintain FL210」
 (FL210へ上昇・維持してください)
Negative ネガティブ 否定 (例)「Negative Insight」
 (視認できません)
  「Negative Contact」
 (交信できません)  
Passing パッシング 通過 (例)「Passing FL210」
 (FL210を通過)
Present プレゼント 現在 (例)「Present speed 210 knot」
  (現在の速度は210ノットです)
Proceed プロシード 直行 「direct」や「via」と組み合わせて
使われます

(例)「Proceed direct "ARLON"」
 ("ARLON"ポイントへ直行)
  「Proceed via "ARLON"」
 ("ARLON"ポイント経由で直行)