このページでは「IC-R15」の昨日や特徴を解説します。これからエアバンドレシーバの購入を検討されている方のみならず、この機会に買い替えを考えている方も、是非参考にして下さい。
- 価格はIC-R6より高め
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まず、IC-R15の価格を見てみます。
大手通販での販売価格は5~6万円台となっています。IC-R6が2万円前後ですので、やや割高感があります。私個人的には、初心者が初めて購入する機種としては、ちょっと手を出しづらい価格帯のような感じがあります。
どちらかというと、すでにワイドバンドレシーバーを所有している方が買換えるか、追加で購入する候補となる感じです。
しかし、もちろん初めての1台でも全然お勧めです。ワイドバンドレシーバーは短い周期で買換える商品ではありませんし、新製品の発売周期も比較的長いです。
この記事で紹介している機能面でも、初心者が使いやすい機能が搭載されていますので、5~6万円は決して高すぎる価格ではありません。私はワイドバンドレシーバーを所有して20年以上になりますが、IC-R15は欲しい1台です。
- 受信可能周波数はVHF帯以上のみ
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受信可能周波数は、IC-R6が0.1MHzから対応していたのに対して、IC-R15は108MHzからとVHF帯以上となりました。上限の周波数も1309.995MHzから500MHzと狭くなっています。
しかし、航空管制は基本的にVHF帯の周波数を使用します。航空自衛隊の管制でも、UHF帯の周波数を使用するので、IC-R15はこれらの範囲を十分にカバーしています。
ワイドバンドレシーバーを、エアバンドワッチ用に使うと考えると、V/UHF帯に対応していれば十分です。FMラジオやアマチュア無線、鉄道無線にも対応していますので、対応周波数範囲としては十分問題ないと言えます。
- 見やすくなったカラー液晶表示
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「IC-R15」では、ディスプレイに大型のカラー液晶が採用されました。もちろん日本語表示に対応しています。大きな文字で読みやすく、画面が広いので必要な情報が一目で読み取れます。
メモリーなどに付けられる名前の文字数は全角で8文字まで。半角なら16文字まで付けられるので、自分で認識しやすい名前が付けやすく、メモリーした情報を探すのが楽です。
この文字数、結構重要なんですよね。昔の機種ではアルファベットや数字・カナでしか付けられず、文字数も多くなかったので、無理やり省略形で付けていました。なので、いざメモリーを探すときに、見つけるのに苦労することがありましたが、IC-R15ではそんな苦労からも解放されます。
- 操作しやすい十字キーを採用
- 2つの周波数を同時に受信可能
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羽田・成田・関空などの大きな空港でのエアバンドワッチでは、タワーやグランドなど一つの周波数のみでなく、時に2つの周波数を同時に聞いておきたい場面が必ずあるはずです。
例えば、メインの目的である航空機がアプローチ中に、地上にいる別の航空機の動きも注視しておきたい・・・などといった場面が考えられます。
機内でエアバンドを受信している際に、ハンドオフされるタイミングを聞き逃してしまった・・・などといった場合も、2つの周波数を聞いておくことで、聞き逃した管制を再び補足することが可能になります。
IC-R15では、このような時に便利な「2波同時受信(デュアルワッチ)機能」を搭載しています。AバンドとBバンドに、それぞれ異なる周波数をセットしておくことで、同時に2つの周波数が受信できます。また、設定によりAバンド受信中にBバンドを自動的にミュートしたり、といった使い方もできます。
IC-R15なら、チャンスを逃すことなく、聞きたい航空管制をしっかりとらえることが可能です。
- 重量・サイズはIC-R6とほぼ同じ
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従来機種のIC-R6との違いとして、重量とサイズを確認しておきます。
重量 サイズ IC-R6 付属電池・アンテナ含めて約200g 幅58×高86×奥行29.8(mm) IC-R15 本体 約150g
付属電池・アンテナ
含めて約260g幅58×高118×奥行33.8(mm) IC-R15は、IC-R6と比較すると重量で約60g重くなっています。しかし、実質的にはほぼ同等の重量と言ってもいいと思います。
「60gでも重くなるのは・・・」という方には、より軽いIC-R6を選択いただくことになります。
サイズは、IC-R6のほうが多少小さいですが、高さで約30mm、奥行はわずか約4mmの違いですから、実質的にはほとんど気にならないと思います。
このあたりは感じ方に個人的差がある部分ですので、私の個人的意見も含まれますが、従来機種とほぼ同等の重量・サイズで機能アップしたIC-R15は十分お勧めできる受信機、と言えます。
- 使用電源比較
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「IC-R15」には充電式のリチウムイオンバッテリーパックが標準で付属しています。しかし、市販の乾電池を使用する場合はオプションの「乾電池用ケース」を購入する必要があります。IC-R6ではオプションを購入しなくても乾電池が使えます。屋外でのエアバンドワッチ中に電池切れを起こすことが心配な場合は、注意が必要なポイントです。
ただし、IC-R15はUSB Type-Cの充電端子を備えているので、スマホ用のモバイルバッテリーなどから充電をすることが出来るようになっています。
ほとんどの方がスマホを持っている現在であれば、モバイルバッテリーを所有している方も多いでしょう。屋外でのバッテリー切れでも、モバイルバッテリーで充電しながらエアバンドワッチを続けることが出来ます。
- Bluetooth機能・かんたんモード搭載でさらに便利に
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IC-R15には「Bluetooth」機能が搭載されました。市販のBluetoothイヤホンを接続すれば、煩わしいイヤホンケーブルから解放されるので、快適なエアバンドワッチができます。が出来るようになります。
また、初心者向けには「かんたんモード」が搭載されています。あらかじめ日本国内の空港や航空路の管制周波数が分類されてメモリーされており、初心者でも簡単に聞きたい管制周波数にたどり着くことが出来ます。メモリーは日本語表示なので、周波数を知らなくても大丈夫!
IC-R15を手にしたその日から、すぐにエアバンドワッチが楽しめます。
- お近くに販売店がない場合は、通販から購入
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